ゴミ問題って? 最終処分場の寿命は残り20年!しかし今後の方針は決まっていない。

日常生活を送っているとどうしてもゴミがでます。そのゴミは一体どこへ行き、どのように処理されているのでしょうか?

今回は「ゴミ問題」という社会課題について、日本の現状と問題点についてまとめました。

そもそもごみ問題とは?

「ゴミ問題」と聞くと、とても抽象的な問題のように感じるかもしれません。しかし簡単に説明をすると、一般ゴミや産業ゴミ・災害ゴミに関する問題・不法投棄による環境汚染の問題・焼却や埋め立てが追い付かない問題・ゴミ処分場の新増設に伴う近隣住民の反対などの問題を総称して、「ゴミ問題」と言われています。

日本のごみ問題の現状

現在、日本の一般廃棄物の総排出量は4,272万トン(東京ドーム約115杯分)で、1日当たり1人おおよそ918グラム排出していることになります。(2020年3月に発表された、2018年度のゴミ総排出量による)

そしてこのまま行くと、2040年には、ゴミを埋め立てるための最終処分場(埋立地)が無くなってしまうそうです。

これまで日本はリサイクル可能なゴミを資源ゴミとして中国など主に東南アジアの国々へ輸出していました。しかし、2018年に中国が資源ゴミの輸入を禁止し、2019年にはその他の東南アジアの国々も規制を始めたため、これまで海外への輸出に頼ってきた日本は「ゴミ問題」という問題に直面しています。

では、具体的な解決策があるのか、と言われると現状何も無いそうです。

焼却炉の数はダントツの世界一!

実は日本は焼却炉の数が世界一で、1067施設ほどあります。焼却率も世界ダントツ1位の77%。2位のノルウェーが57%、3位のデンマークが54%となっています。

国土が狭いからこそ、一度回収したゴミを燃やして最小限の大きさにしてから埋め立てる必要がある、その結果世界全体で見ても焼却率の数値が高い、という現状があります。

ごみ問題が引き起こすこと

大きく分けて2つ「埋立地の不足」と「地球環境の悪化」があります。

①埋立地の不足
回収されたゴミは粉々にされた後、鉄やアルミなどが回収されます。その後ゴミは燃やされますが、すべてが無くなるわけではありません。「焼却残渣」と言われる残った灰(焼却灰)と発生した排ガスが冷えたときに発生する灰(飛灰)が残ります。

現在日本はそれらを埋め立てているわけですが、その最終処分場にも限りがあります。このままのペースでゴミを出し続けていると、約20年後にはゴミを埋め立てる場所がなくなってしまいます。

②地球環境の悪化
焼却炉で大量のゴミを燃やす際には、温室効果ガスである二酸化炭素を排出しています。SDGsの中で最優先で取り組む必要があるのは気候変動です。

理由についてはこちら

これ以上地球温暖化が進むと、私たち人間だけではなく、動植物などの生態系にも大きな悪影響を及ぼします。また、ゴミのポイ捨てや不法投棄によって、森林や海洋などの自然環境も破壊されてしまいます。

ゴミ問題への対策

日本政府もただ手をこまねいているわけではありません。

以下のようなゴミ処理に関する様々な法律が制定されています。

  • 循環型社会形成推進基本法
    • 社会の物質循環の確保や天然資源の消費の抑制、環境負荷の低減など
  • 廃棄物処理法
    • 廃棄物の適正処理など
  • 資源有効活用促進法
    • 再生利用の推進など

一番減らすべきは「生ゴミ」

当たり前のように生ゴミを捨てているかもしれませんが、生ごみの重量のうち、80%以上は水分と言われています。ほぼ全てのゴミを焼却処分している日本にとって、生ごみは、燃えにくく、エネルギーやコストを大量に費やしてしまう原因になっています。

つまり、生ゴミやフードロスを減らすことによって、二酸化炭素の排出を減らすことにも繋がります。

生ゴミを減らす方法として最近注目されているのがコンポストが注目されています。最近では段ボールコンポスト一式をワンコインで購入できる自治体もありますし、鞄型になって持ち運べるものもあります。

私も実際に行ってみましたが、入れられるもの、入れられないものなどがあるので、手順書などを参考にして行ってみてくださいね。

私たちにできること

よく耳にする3Rという言葉や、4つ目のRとして「refuse(断る)」ということを耳にすることもありますが、私は滝沢 秀一さんというゴミ清掃員の方がラジオで仰っていた事が素敵だなと思ったのでご紹介します。

僕は4R、4つ目のRを提案したいのは、”リスペクト”ということなんですね。リスペクトって尊敬するとか敬意を払うって意味じゃないですか。これってその気持ちがあれば、意外とゴミ問題って大概、解決するんじゃないのかななんて思ったりするんですね。

https://www.bayfm.co.jp/program/flint/2021/09/12/guest20210912/

いかがでしたでしょうか?

物に対してより愛情や感謝の想いを持って、そして購入するときは愛着を持てるかどうかなど考えながら、知らないうちに課題解決をしている世の中になれば良いなと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。

あすてな公式インスタグラムでは記事を簡単に要約したものや、SDGs、サステナブルな商品のレポートなど紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。