最近、色々なところでSDGs、脱炭素、気候変動というワードを耳にする機会が増えているように感じます。
これらのトピックについて学ぶ方法は沢山あると思いますが、今回はSDGsの中でも優先順位の高い「環境問題・気候変動」について知ることができるNETFLIXのおすすめドキュメンタリーを3つ、そして海洋プラスチック問題と畜産業に関する問題についてそれぞれ1つずつ紹介します!
また、そのドキュメンタリーを制作しているNETFLIXがどのように環境問題に取り組んでいるのかもご紹介します。
目次
Toggle『An Inconvenient Truth(不都合な真実)』
アル・ゴアという元アメリカ副大統領が、地球温暖化の危機を訴える活動を追ったドキュメンタリー映画です。
産業革命前と比較すると、地球の気温は既に1.3度上昇しています。これ以上気候変動が進むと、どのような規模の災害が起こるのか。氷河融解、超巨大台風、豪雨、洪水…。
日本だけでなく、世界中で地球温暖化の影響によるさまざまな異常気象が発生しています。そんな現状に警鐘を鳴らし続けるゴアの姿を通じて、気候変動に対する理解をより深めることができます。
『Down to Earth with Zac Efron(ザック・エフロンが旅する明日の地球)』
人気俳優、ザック・エフロン氏が世界を飛び回るドキュメンタリー・シリーズです。2020年7月に公開された作品で、気候変動についてはもちろん、持続可能性について多面的に学ぶことができます。
作品は、ニューヨークやロンドン、フランス、アイスランドなど世界中を旅しながら、再生可能エネルギーや水・食べ物などに関するさまざまな「エコ発明家」と呼ばれる人たちに話を聞いていく構成になっています。
ザック・エフロン氏が体験していくサステナブルな取り組みと並んで、食が重要な要素の1つとして扱われているのも特徴です。「食」は身近なものだからこそ、見ることで気候変動が自分ごとになるかもしれません。
『Chasing Coral(チェイシング・コーラル -消えゆくサンゴ礁-)』
気候変動によって絶滅の危機を迎えているサンゴの変化を追いかけた、2時間ほどのドキュメンタリー映画です。
普段の生活ではなかなかサンゴを目にすることはありませんが、地球温暖化による海水温の上昇で、サンゴの白化現象が進んでいるという深刻な現状について知ることができます。
サンゴ礁は、海の森といわれるほど生態系の基盤となる重要な役割を果たしており、サンゴが白化して絶滅してしまうとその影響は私たち人間の生活にまで及ぶとされており、映画の中ではその関係性についても学ぶことができます。
今までサンゴ焦を見たことがない方でも、この数年で起きてしまった悲しい事実を知ることで、「私にできることは何だろう?」と考えるきっかけを与えるような作品です。
ちなみに、作品内で撮影された仮想ダイビングを「Google Earth」で体験できるので、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください!
『A Plastic Ocean(プラスチック・オーシャン)』
③に続いて、海に関するドキュメンタリーですが、テーマは珊瑚礁ではなくタイトルの通り「海洋プラスチック問題」です。
海に流れ着いたプラスチックが、海の生態系にどのように影響しているのかを知ることができます。プラスチックを飲み込んでしまい命を落としてしまうクジラや、網に引っかかってしまったアザラシなど…心が痛む映像も含まれているかもしれませんが、現状を知るのには良い映画なのではないかと思います。
『Cowspiracy(サステイナビリティ – 持続可能性の秘密)』
こちらは「畜産業」に焦点を当てたドキュメンタリーです。地球の資源を破壊する工場式農業ですが、地球環境保護を唱える環境団体がこの深刻な問題に触れない理由にまで切り込むドキュメンタリー映画です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
Netflixは「世界を楽しませることを成功させるには、楽しませるための住み続けられる、安定した世界が必要だ」とし、今年2022年の年末までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにすると発表しています。
また、今後もサステナビリティをテーマにした作品に投資していくとしており、今後どのような作品が出てくるのか楽しみです。
私たちは有難いことに、現地へ行かなくても海の中や地球の裏側で何が起きているのかを映像で見て知ることができます。ぜひお家時間や隙間時間に、友人や家族と見て感想などを話し合ってみてはいかがでしょうか?