ドバイ万博 | 教育×エンタメ!サステナビリティについて学べるドイツパビリオンをご紹介 – 未来都市編

ドイツパビリオンは、エネルギー、フューチャーシティ(未来都市)、生物多様性のそれぞれ3つのラボ(ゾーン)に分かれています。そして「Campus Germany」という名前になっており、教育(Education)とエンターテイメント(Entertainment)を組み合わせた「Edutainment」の要素を大切にしています。そしてそれぞれのラボで学んだあとは、Graduation Hall という場所で卒業式を行います。

前回の記事では、ドイツパビリオンのエネルギーラボについてご紹介させていただきました。今回は未来の街づくりに関するフューチャーシティーラボについてご紹介していきますのでぜひご覧ください!

フューチャーシティーラボ

これから私たちがどのような都市に住みたいかを考えるゾーンになっています。

フューチャーシティラボに向かうと、2100年には世界の人口の85%が都市部に住むと言われていますが、どのような街づくりをするべきでしょうか?と問われます。

2020年から2100年までのメガシティには東京も含まれていました。

内部には、未来のモビリティ、持続可能な食糧生産の事例、環境に配慮された建物の素材などが紹介されていました。それぞれの事例をみていきます。

未来のモビリティ

未来のモビリティでは、CARGOCAPという会社が模型とともに紹介されていました。

ドイツでは1年間、車を運転している時間のうち120時間を渋滞に費やしているそうです。しかし、このCARGOCAPは自動で管理されているので、渋滞することはありません。

よって、人々はより早く目的地に到着することができるだけでなく、車を使用しないことで環境負荷を減らすことにも繋がることが紹介されていました。

未来の建物

世界で排出される二酸化炭素のうち4割近くは建設業界が占めていると言われており、このコーナーでは環境に優しい建物が紹介されていました。

現在、建物を建てるときに使用されるコンクリートや接着剤、その他の材料はリサイクルすることができません。しかし、これらはリサイクルされた素材を使用しており、またリユースも出来るということが紹介されていました。

廃ガラスから作られたものや、壊れて廃棄されてしまうブロックの再利用、また粘土や麻、廃棄野菜などから作られた素材が紹介されていました。

未来の食糧生産

これからの食糧生産の形も大きく変化します。ここではINFARMの垂直農法の事例が紹介されていました。これらの植物は最適な環境がリモートで管理されているので、気候による影響を受けず、消費者は一年中栄養価の高い食材を手に入れることが可能になります。

それだけでなく、従来の方法と比べて輸送にかかる二酸化炭素の削減にも繋がり、環境に優しい方法であることが紹介されていました。具体的には90%もフードマイルを減らし、95%水の利用を削減し、95%土地利用を減らすことが出来ること、そして無農薬で育てられるという数字が具体的に示されていました。

持続可能な食料調達の事例

昆虫はとても栄養価が高いので、魚のエサとしてそれらを活用します。そして魚を育てるための排水を農作物の栽培で利用します。ここではトマトが栽培されている事例が紹介されており、そのトマトにまた昆虫がつくことでそれを魚のエサにし、循環する食料システムの事例が紹介されていました。

次のコーナーへ移動しますが、今回もまた「よりサステナブルな街を創っていきたいですか?」と質問され、YESかNOで答えます。もちろんYESを選んで進みました。

次のコーナーでは、現在研究されているテクノロジーについて紹介されていたり、ゲームができるコーナーも設けられていました。

このゲームでは、マイクロプラスチックを吸収するバクテリアに関するものでした。タッチパネルの画面いっぱいにマイクロプラスチックがばら撒かれます。そしてバクテリアを指で動かしながら沢山吸収した人が勝つというとてもシンプルなゲームですが、このような研究が開発されていることを知ることが出来ます。

そしてこちらは、コンクリートとフルーツジュースで発電できる研究が紹介されていました。壁などに使用することで、壁で発電してエネルギーが供給できるそうです。

これまで大都市は多くの人々が集まり、さまざまなイノベーションが起きました。しかし、これからはその形をより持続可能な形に変化させていく必要があります。より効率的な移動手段や持続可能な食料調達、そして持続可能な形でエネルギーを供給する必要があると言う言葉で締めくくられていました。

次回の記事では生物多様性ラボをご紹介します!

最後に

環境に配慮された建築素材は、日本でも昔は土壁など自然由来のもののみを使用して建てられていました。日本に限らず、それらの素材はその土地の気候と合っていることが多いと聞きます。

最新のテクノロジーと組み合わせながら、また自然と調和していた時代のことも振り返って融合させながら持続可能な街づくりが日本でも進んでいくといいなと思います。

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