Nestlé|アメリカテキサス州のソーラープロジェクトに投資
コーヒーやチョコレートなど、食品と飲料を中心に多くの商品を扱っているNestlé(ネスレ)は、Enel North America社が所有するGanado solar project(ガナド・ソーラープロジェクト)に出資すると発表しました。
Nestléは、2030年までに温室効果ガスの排出量を半減させ、2050年までにネットゼロを達成することを目標に掲げています。まずは、2025年までに再生可能エネルギーに電力を切り替えることが重要な要素であり、ガナド・ソーラープロジェクトは、Nestléが事業全体で排出する温室効果ガスの排出削減に貢献します。
同社は、同プロジェクトで発電される再生可能エネルギーの100%を15年間購入する契約も締結しています。15年の年間発電量は、平均333,000メガワット時と見積もられています。発電された電力は、アメリカ国内の施設に供給される予定です。
Nestléは、従来の発電方法と比較すると、年間で約126,294トンの二酸化炭素の排出を削減することができると見込んでいます。これは、年間27,200台以上のガソリン車が排出する二酸化炭素排出量に相当します。
Nestlé北米の最高調達責任者であるKate Short氏は、次のように述べています。
「私たちは、持続可能な方法で製品を製造・輸送するための取り組みを引き続き加速していきます。ガナド・ソーラープロジェクトへの出資は、アメリカの製造拠点全体の二酸化炭素排出削減に役立ちます。さらに、アメリカにおける再生可能エネルギーの利用可能性の拡大に貢献し、毎年約24,574世帯の電力に相当する太陽光発電を追加できることを誇りに思います」
参考:
Nestlé invests in Ganado solar project in Texas | Nestlé Global