市川隆志– Author –
市川隆志
株式会社アスエク 代表取締役CEO。米/ニューヨーク生まれ。大学卒業後、総合商社 双日株式会社に入社し、12年間 海外営業としてドバイに駐在。旅を通じて発見や刺激を受けることが好きで、これまで80カ国を探検しました!家では子供3人の父親です!
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気候変動対策の次の一歩、COP29全貌を解説
気候対策交渉を行うCOP29は予定より2日間延長され、24年11月24日に閉幕しました。COP29の大きなテーマは、「気候資金」。特に気候変動の影響を最も受けやすい国や地域を支援する、金銭的な支援を含めた新たな枠組みの構築が焦点となりました。 そして、昨... -
世界のサステナブルツーリズムトレンド2025年版
気候変動や生物多様性の危機を背景に、旅行者や観光業界全体が、環境負荷を最小限に抑えながら地域社会と自然環境にプラスの影響をもたらす旅行形態を求め始めています。 そのため、カーボンニュートラル旅行の拡大、地域文化を尊重した観光体験、デジタル... -
【COP29現地レポート】気候変動と観光産業
アゼルバイジャン共和国観光庁、国連世界観光機関(UNWTO)、および国連環境計画(UNEP)の支援を受けて、「気候変動と観光」が初めて国連気候変動会議のアクションアジェンダに含まれました。 2024年11月20日、COP29において観光に関するハイレベル会議が... -
【COP29現地レポート】観光政策に気候行動を統合することを促す「バクー宣言」
アゼルバイジャンの首都バクーで開催されたCOP29では、バクー宣言の署名が行われました。この宣言には、世界的に成長している観光産業の環境負荷の削減を目指す行動宣言が盛り込まれており、50カ国以上の政府が署名しました。 COP29では、行動アジェンダの... -
【COP29現地レポート】サステナブルツーリズムを推進するトルコの観光立国戦略
トルコではサステナブルツーリズムの推進に向けたさまざまな取り組みが進められています。これらの取り組みは、観光業が持つ経済的な潜在能力を活かしつつ、環境への配慮と地域社会の利益を確保することを目指しています。 まず、トルコ政府は観光業の環境... -
【COP29現地レポート】炎の番人の国・アゼルバイジャン、バクーと周辺でエネルギーを考える
COP29が開催されたアゼルバイジャンの首都バクーは、古くからシルクロードの交易拠点として栄えてきました。 旧市街には、12世紀に築かれた城壁をはじめ、シルヴァン・シャー宮殿や乙女の塔などの歴史的建造物が今も残り、当時の栄華を伝えています。これ... -
GSTC2024レポート・ツアーオペレーターによるローカル文化価値の再認識と貢献
地域のローカルな文化を生かしたツアーを組成する場合、地域住民やローカルな文化を披露してくれる当事者と良好な関係を築くことで、魅力的な観光体験の提供が可能となります。 GSTC2024では「ツアーオペレーターとローカルな文化」をテーマにパネルディス... -
GSTC2024現地レポート・ホテルチェーンのサステナビリティ戦略
GSTC2024の会期中に行われたパネルディスカッションで、特に注目された業種は「宿泊業」です。これまで国やディスティネーションがリーダーシップを取り、GSTC基準を積極的に推進する動きが中心的でした。 しかし、2024年から宿泊業がサステナビリティ戦略... -
観光地におけるサステナビリティの最新の取組事例、GSTC2024
GSTC2024で光ったシンガポールのプレゼンス。世界のサステナビリティツーリズムのリーダーの一国になるという意識が強く、それを達成するための目標設定と戦略、ロードマップが非常に明確です。これを実現する事で、シンガポールの観光業は経済的な大きな... -
観光立国・シンガポールが目指す、都市型サステナブルツーリズム
シンガポールにとって観光業は、主要な産業の一つです。シンガポールの観光収入は、国内総生産(GDP)の約5.5%を占めます。2023年の観光収入は272億シンガポールドル(約3兆1,280億円)で、新型コロナウイルス禍前の2019年とほぼ同水準まで回復しました。...