北海道のおすすめのスキー場は?穴場スポットや環境配慮のスキー場をご紹介!
北海道のスキー場は、パウダースノーと呼ばれる最高の雪質であり、日本どころか、世界中からスキーヤー達が楽しみに訪れます。
それだけの数のスキー場の中から、自分にあった場所を見つけるのはかなり大変です。また、各スキー場は広大な大地に点在しているため、1箇所ずつ回っていくと、相当な時間を要します。
本記事では、北海道の代表的なスキー場の特徴をまとめているため、ぜひスキー場探しの参考にしてみてください。
北海道のおすすめのスキー場
札幌国際スキー場
まず最初にお薦めしたいのが、札幌国際スキー場です。雪質が良く、札幌からも車で1時間程度という抜群のアクセスが魅力です。
スキー場では、スカイキャビンで山頂まで一気に登れる上、初心者から上級者まで全てのスキーヤーに合わせたコースがあり、ビギナーズ用のストリートもあります。
1,100mもある山頂からは、天気が良ければ石狩湾を望むことができるのも嬉しいポイントです。
ラーメンやファーストフードなどの飲食店が6軒あり、一部店舗では有料ですが、お席のWEB予約が可能です。混雑を避けたい方には嬉しいですね。
おすすめは、黒松内産チーズを使用した本格手作りピッツェリア・ウッドペッカーの「羊蹄山麓の恵み和風ピザ」です。ほくほくの真狩産ゆり根やシャキシャキの洞爺湖産とうきびが使われており、北海道の味覚を楽しめます。
【基本情報】
・住所:札幌市南区定山渓937番地先
・アクセス:車の場合、札幌中心部から小樽経由もしくは定山渓経由で約60分。その他、札幌市内や定山渓温泉からのバスもあります。
・コース総数:7コース
・最長滑走距離:3,600m
・最大斜度:30°
ルスツリゾート
夏は遊園地でありながら、冬にはスキー場として楽しめるルスツリゾート。3つのエリアに分かれ、4つのゴンドラと14のリフトがあり、まさに北海道最大級のスキー場の一つ。
ウエストエリアは、ホテルが目の前にあり、キッズパークからも近く、斜面も緩やかなコースが多いです。まさに初心者やファミリー向けになっています。
イーストエリアでは、ルスツ内で最も緩やかな「イージートレイル」から、最も急斜面で非圧雪の「スーパーイーストコース」まで多彩なコースがあります。
天気が良い日には、ニセコアンヌプリ・羊蹄山・尻別岳を眺望できる絶景コースでもあります。
イゾラエリアは、ルスツ内で最長となる「イゾラグランコース」をはじめ、ロングで、雪質も良いコースが多くあります。
ダイニングは、大人から子供まで楽しめるビュッフェや、北海道を堪能できるジンギスカンやお寿司など約30店が勢揃いしています。札幌から日帰りで来ることもでき、ホテルやペンションに宿泊し、リゾート気分を味わうのもオススメです。
【基本情報】
・住所:虻田郡留寿都村字泉川13番地
・アクセス:車の場合、札幌中心部から約90分。その他、札幌や新千歳空港からのバスもあり。
・コース総数:37コース
・最長滑走距離:3,500m
・最大斜度:40°
初心者におすすめのスキー場
サッポロテイネ
オリンピアゾーンとハイランドゾーンの2箇所に分かれており、初心者から上級者向けまで全15コース。リフト・ゴンドラも9機あり、札幌近郊では最大規模のスキー場です。
初心者にお勧めは、オリンピアゾーンでスキー教室などにも使われる「白樺サンダンス」や、聖火台ゲレンデを滑り降りることが出来る緩斜面コースの「聖火台オーシャンストリーム」です。どちらも平均傾斜9°で、初心者や子供たちが滑る姿を多く見られます。
アジア初の冬季オリンピック会場として、1972年に札幌オリンピックの会場として使用されたり、2017年の冬季アジア大会でも使用されたりと、アクセスの良さに加え、雪質の評判も良いスキー場です。
【基本情報】
・住所:札幌市手稲区手稲本町593
・アクセス:車の場合、札幌中心部から車で約40分。JR手稲駅からわずか16分でゲレンデに到着するバスもあり。
・コース総数:15コース
・最長滑走距離:6,000m
・最大斜度:38°
星野リゾート トマム
3,300ⅿものロングコースながら平均斜度4°で、最大でも10°までしかない「シルバーベル」は、初心者でも長い距離を楽しめます。
その他にもコース幅が広めの「プラチナベル」や、林の中を滑る「森の迷路」など、初心者向けに10ものコースがあります。
エリア内にはタワーホテルもあり、宿泊できる点もおすすめです。
スキーを楽しむことはもちろん、子供も乗車できるスノーモービルやカーリング、わかさぎ釣りなど、様々なウインターアクティビティを体験することができます。
さらに、冷えた体にも嬉しい「ミナミナビーチ」は、日本最大級30m×80mのウエーブプールを備え、常に30℃以上となるインドアプールです。宿泊して、ゆっくりと過ごしたい初心者向けのスキー場です。
【基本情報】
・住所:勇払郡 占冠村中トマム
・アクセス:車の場合、札幌中心部から車で約120分。JRトマム駅からは送迎バスや、札幌や新千歳空港からのバスライナーもあり。
・コース総数:29コース
・最長滑走距離:4,200m
・最大斜度:35°
北海道の穴場のスキー場
カムイスキーリンクス
札幌から車で約90分のアクセスにありながら、そこまで混雑していないことが特徴です。昔ながらのスキー場という雰囲気で、メインコースの「ゴールド」は、最大幅150ⅿもあり、子供から大人まで楽しく滑ることができます。
ゲレンデ下部は初心者向けのコースが多く、ゴンドラで山頂までいくと、上級者コースがあり、コブコースの「シルキー」や、ツリーランコースの「ロイヤルパウダー」など多彩なコースを楽しめます。
【基本情報】
・住所:旭川市神居町西丘112
・アクセス:車の場合、札幌中心部から車で約90分。その他、旭川市内や旭川空港からのバスもあります。
・コース総数:26コース
・最長滑走距離:4,000m
・最大斜度:35°
北海道のグリーンなスキー場
スキー場が多い北海道といえど、やはり温暖化による影響が心配されます。
平均気温が上がることで、スキー場における年間滑走可能日数が減少していく予想もされており、脱炭素化やサステナブル化など、持続可能な取り組みを行うスキー場が増えてきています。
そのようなスキー場をサポートするプラットフォームである「サステナブル・リゾート・アライアンス(SRA)」に加盟されているスキー場をご紹介します。
ニセコ東急グラン・ヒラフスキー場
ニセコの4つのスキー場からなる、日本最大級と言われるニセコユナイテッドの中で、最も規模の大きいニセコ東急グラン・ヒラフ。天気が良い日には、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山に向かって、ダイナミックに滑り降りることができるスキー場です。
ニセコらしいふわふわのパウダースノーは、世界中のスキーヤーを魅了しています。
また、スキー場外の事故を防止しながらも、新雪滑走の自由を尊重するニセコルールが存在し、規制に従ってコース外に出ることができるのも人気のポイントです。
自然にも体にも優しい取り組みとして、フッ素を含まない滑走ワックスを開発して販売したり、bluesign®︎認証素材のユニフォームを着用したりしています。
bluesign®︎認証は、アパレル業界において、持続可能なサプライチェーンを経た製品に付与される認証であり、世界で最も厳しい基準と言われております。
今後もスキー場で滑り続けることができるように、地球や人に優しい様々な取り組みが今後も期待されます。
【基本情報】
・住所:虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条2丁目9番1号
・アクセス:車の場合、札幌中心部から車で約130分。JR倶知安駅からはバスもあり、約20分。
・コース総数:22コース
・最長滑走距離:5,300m
・最大斜度:40°
北海道のスキー場の雪質とは?
北海道のスキーの魅力と言えば、やはりパウダースノーと呼ばれる、ふわふわ、サラサラの雪質です。サラサラの雪質になるのは、雪の中にある水分量が少ないためです。
北海道は日本の最北に位置しており、日本のどこよりも平均気温が低いといった特徴があります。
気温が低いと空気中の水分量も少なくなるため、雪質もサラサラになりやすいのです。
また、ロシアや中国大陸との距離が近いことも、サラサラの雪質に関係しています。雪が降る要因のひとつに、大陸からの「寒気の流れ込み」があります。
通常、寒気は暖かな日本海を渡っている間に、気温と水分量が上がってしまうことがほとんどです。しかし、北海道は他のエリアと比べて大陸との距離が近いため、気温や水分量が上がりにくく、雪の中に含まれる水分量が少なくなります。
サラサラの雪質が特徴の「パウダースノー」は、通常の雪よりも細かい結晶でできているため、手で握っても固まりづらいです。しかしスキー板やスノーボードのように面積が広い場合は沈みにくく、とても気持ちよく滑ることができます。
北海道ならではのパウダースノーを求めて、世界中からスキーヤー達が集まって来ます。
最後に
今回は、北海道のスキー場についてまとめました。どのスキー場も素晴らしいスキー場ではありますが、ご自身のニーズに合ったスキー場を探す参考になれば幸いです。
北海道のふわふわパウダースノーをいつまでも滑ることができるよう、グリーンなスキー場やその取り組みにも注目していきたいですね。