Apple、使用するコバルトを2025年までに100%リサイクル品へ
アメリカのグローバルIT企業であるApple(アップル)社は、自社製品のバッテリーで使用しているコバルトを2025年までに100%のリサイクル品のみを使用すると発表しました。
Apple社は、2022年に製品に含まれるリサイクルコバルトの割合を約2倍に増やしてます。また、100%認証済みのリサイクルレアアース元素の使用率を2021年の45%から73%に引き上げるなど、ここ数年で持続可能な素材使用を積極的に行う姿勢を見せています。現在、Apple社の製品に含まれるアルミニウムの3分の2以上、レアアースの4分の3近く、タングステンの95パーセント以上は、リサイクル品が使用されています。同社は、2030年までにサプライチェーン全体と全ての製品のライフサイクルを通じて、「カーボンニュートラル」の実現を目指しています。
Apple社のCEO Tim Cook(ティム・クック)氏は、次のように述べています。
「Apple社は毎日、私たちが共有する地球を守りながら、人々の生活を豊かにするテクノロジーを作るために革新的な取り組みを行っています。製品に使用するリサイクル素材から、事業活動に必要なクリーンエネルギーに至るまで、私たちの環境への取り組みは、私たちが製造するものすべて、そして私たち自身にとって不可欠なものです。優れたテクノロジーは、ユーザーにとっても環境にとっても素晴らしいものであるべきだという信念のもと、私たちはこれからも前進を続けていきます」